台湾旅行のお得な航空券の選び方と費用、行き方
日本からわずか4時間程度(成田、羽田の場合)で行ける台湾は、日本人の海外旅行先として常にトップ3に入る人気の国です。日本から台湾には、現在たくさんの格安航空会社が就航しており、お手軽な値段で行くことができます。
飛行機の時間だけを見れば、国内旅行とほとんど移動時間は変わりません。
また、治安も良く女性の一人旅で人気の国です。
そこで、初めて台湾に行く人向けに航空券のお得な選び方や注意点、ホテル選びや台湾の物価、交通費事情についてまとめてみました。
Contents
航空券の選び方
発着空港で選ぶ
東京発で台湾に向かう場合、台北の場合二つの空港のどちらに行くかを選ぶことができます。東京以外は、全て桃園国際空港到着になります。
台北には、国際空港が
- 松山空港
- 桃園国際空港
の二つあります。
松山空港
台北市内、台北駅(台北車站)までとても近いのが魅力です。
飛行機に乗っているとわかりますが、機内の窓から見える町の景色がとても近いです。
着陸する時は、台北の町に降りているような感覚がありました。
松山空港から台北駅までは、
- MRT(地下鉄) 20分(乗り換え1回あり)
- タクシー 20分程度(200元程度)
です。
※スーツケースなど大きな荷物がある場合、MRT(地下鉄)での移動は大変かも知れません。MRT(地下鉄)の車内はそれほど大きくありませんし、出口によっては地上までエスカレーターがない場合もあります。当然、朝晩の通勤ラッシュ時は混みます。
とても近くて便利ですが、乗り入れしている航空会社は限られていますし、空港は夜間閉まりますので、便数が限られています。
日本と台湾松山空港の直行便は、
- 日本航空
- 全日空
- エバー航空
- チャイナエアライン(中華航空)
になります。
どの航空会社も、羽田空港発便になります。
松山空港発着の飛行機料金は、桃園国際空港に比べて高めです。特に、金曜日の17時以降になると人気が高いため、安い航空券は早く売り切れてしまいます。予定を早めに立てて1ヶ月前くらいに予約できると、4万円代(それでも高めですが)でも予約可能です。
ちなみに、金曜日であっても午前やお昼便になると、値段は1万円ほど安くなり、3万円代になります。
羽田空港発で、桃園国際空港着のLCCの場合は2万円代があります。詳しくは次の段落をご覧ください。
桃園国際空港
台湾西北部にある桃園県に位置する国際空港。LCC(格安航空会社)の場合は、すべて桃園国際空港発着となります。台北市内までは、45分から60分程度かかります。基本的に、日本からは東京発着以外の便は、桃園国際空港到着となります。
航空券を値段で選ぶなら
とにかく安い航空券がいいという方は、LCC(格安航空会社)の航空券を選ぶことをお勧めします。
桃園国際空港発着便しかありませんので、ここから先の説明は全て桃園国際空港発着を前提とした説明になります。
夏休みに台湾に出かける場合
- 成田空港発着:ジェットスター 往復 23,030円(2016年8月12日(金)-8月14日(日))
- 羽田空港発着:ピーチとタイガーエア組み合わせ 往復 25,898円(2016年8月12日(金)-8月14日(日))
航空券やホテルの検索は、下記が便利です。
LCCの飛行機代金はとても安いのですが、注意事項があります。
それは、
- 手荷物料金預入などが別料金
- 台湾に深夜早朝に到着してどうするか?
ということです。
手荷物料金などが別料金
一般的にフルサービスと言われる航空会社は、手荷物や機内サービスの食事、ドリンクを含んだ料金で航空券を販売しています。一方で、LCC(格安航空会社)の場合、手荷物の預け入れ、機内食、ドリンクなどは別料金です。
飛行機を予約する時に、あわせて手荷物の預け入れ(機内持ち込みは無料)、機内食などを注文しておく必要があります。また、飛行機の発着場所が遠かったり、不便なところがあります。
深夜早朝に台北に到着したらどうするか?
LCCの場合は、到着時刻が深夜早朝の便が多く、到着後の移動計画を考えておく必要があります。とりあえずリムジンバスは24時間運航しているので、台北市内に行くことはできます。
とはいえ、台北市内に到着しても電車などが動いていないため、しばらく時間をつぶす必要があります。もちろん、空港のベンチで寝たり、空港ホテルに泊まる方法もありますが、朝からすぐに移動をしたいのであれば、台北に移動しておくことをお勧めします。
台北での早朝の時間のつぶし方としては、
- ネットカフェで休憩
- 普通のホテルに泊まる
という選択肢があります。
ネットカフェで休憩
例えば、台北駅周辺には24時間営業のネットカフェがあります。
台北駅のくつろげるネットカフェ「Qtime」
ナイトパック5時間125元、8時間150元、12時間220元ぐらいです。個室の場合は、30元プラスになります。シャワーは別料金60元。足を延ばして眠れるくらいの施設で日本人も利用しているようです。
ホテルに泊まる場合
とりあえず眠れたらいいという方は、台北駅前でホテルを探しても良いと思います。
Inn Cube 3Sが安くてお勧めです。
4000円程度で気軽に泊まるホテルです。
ホテル探しは下記のサイトがお勧めです。
Booking.com
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桃園国際空港から台北市内までのアクセス方法
◆リムジンバス:空港から台北駅まで、約45分から60分(24時間運航)。費用 125元。
会社によって運航ルートなどが異なりますので、台北駅以外は空港でルートを確認してください。
注意:台北駅から桃園国際空港へのリムジンバスは、國光客運が24時間営業をしています。深夜早朝は1時間おきに1本です。深夜早朝は、A棟ではなく隣のB棟に変わります。バスのチケットは、前のバスが発車してから購入できます。
◆高鐵(台湾新幹線)乗り継ぎ:空港から新幹線「桃園駅」まで空港バスかタクシーで移動し、台湾新幹線で台北駅に移動。
- 空港バス(所要時間15分) 30元。15分から30分間隔で運行しているが、混んでいると次のバスを待たないといけません。
- タクシー(所要時間10分) 300元
新幹線 150元(自由席)、160元(指定席)。
費用総額:180元~460元
台湾高鐵日本語サイト
時刻表はこちらをチェック。
http://www5.thsrc.com.tw/jp/?lc=jp
- タクシーで台北駅:約45分。最も台北市内に早く行ける。費用 1000~1400元。
桃園国際空港から台北駅までのアクセスは、
費用の安さでは
リムジンバス>高鐵乗り継ぎ>>>タクシー
となります。
短時間、融通が利くという点では、タクシーが圧倒的に便利です。また、1400元というのは、
高鐵乗り換えとリムジンバスについては、空港出発時間によって変わってきますので、桃園国際空港に到着してからどちらを利用するか選択しても良いでしょう。LCCの早朝便の場合は、1時間に1本程度のリムジンバス一択となります。
台湾旅行その他の基礎知識
飛行機チケットも予約した。到着時刻もわかった。では次に必要なる知識は、台湾での宿泊先、そして両替事情です。
ホテル代金について
台湾のホテル代は、一室料金になります。日本のように、1人当たりのホテル代ではありません。二人部屋が多いため、2人で泊まるほうが圧倒的にお得になります。また、台湾のホテルのほとんどが朝食付きの値段です。
一人旅の場合は、ドミトリーやネットカフェなどの選択肢もあると思います。
2人分料金と考えて、日本では泊まらないような少し高めのホテルに泊まってもいいですし、ホテル代は節約して、食事や移動にお金を使うといったように選ぶことができます。
下記のような比較サイトでホテルを選ばれると、同じホテルでも安い値段で予約できます。
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両替について
台湾は、台湾ドルと呼ばれる通貨です。日本と同じようにお札とコインが流通しています。
硬貨の種類は、
1元、10元、20元、50元です。
紙幣の種類は、
100元、200元、500元、1000元、2000元です。
両替ができる場所
台湾は日本と状況が似ていて、観光客がいる空港やホテル、免税店では両替ができますが、観光客が少ない地域にいくと気軽に両替をすることが難しくなります。銀行でも両替できますが、書類を書いたりする手続きに時間がかかります。
空港のレートはそれほど悪くありませんので、ある程度の金額を空港で両替することをお勧めします。
ちなみに、両替レートは手数料込みと手数料別があります。
両替の目安
2泊3日の場合 3万円
3泊4日の場合 4万円
くらいあれば、移動や食事代は足りると思います。
ホテル代は、予めネット予約して支払いをしておくと便利です。
高いレストランなどは、クレジットカードで支払えば、たくさんの現金を持ち歩かなくて済みます。
空港の両替所
手数料(1回30元)。まとめて両替がお得。
免税店、ホテル、デパート
免税店のレートは市内の銀行とほぼ同じくらいですので、良いレートだと思います。
免税店は商品を売りたいので、為替レートで儲けるつもりはありません。
ただし、ホテルやデパートの場合、為替レートはあまり良くありません。
ホテルの場合、24時間交換できて便利ですので、どうしても今両替しないといけないという時は、役に立ちます。
市内の銀行
レートは空港より若干良いです。両替時にはパスポートが必要です。
台湾の銀行の営業時間は月~金、9:00~15:30です。
銀行によって為替レートが異なります。手数料も異なります。
手数料は無いけど、為替レートが悪いなんてこともあります。
ただし、数万円の両替でそれほど差は出ないので、あまり気にしないほうがよいです。
どうしても銀行ごとのレートをチェックしたい方は、下記をご覧ください。
銀行レート一覧
http://www.taiwanrate.org/exchange_rate.php?c=JPY#.V3OuO3oy7VI
1台湾ドル=3.26円(2016年7月時点)
台北を出て地方に行くと、銀行は外貨両替になれていないところがあったりして、書類記入など時間がかかりますので注意してください。
特に老街といわれる、昔からある地域に行くと両替するところはありません。
クレジットカードが使えないことも多いので、予め両替をお勧めします。
最悪、クレジットカードのキャッシングを利用する方法もあります。銀行ATM(國泰世華銀行と富邦銀行のATMは手数料無料)、セブンイレブンのATM(ただし手数料100元かかります。)でクレジットカードのキャッシングが利用できます。
地下鉄(MRT)、バス、鉄道など交通費が2割安くなる悠遊カード(EASYCARD)
台北でバスや地下鉄(MRT)、鉄道を利用するなら、悠遊カード(EASYCARD)を購入することをお勧めします。
地下鉄(MRT)の切符売り場に、悠遊カード(EASYCARD)の券売機があります。
日本にあるsuicaのようなプリペイドカードなんですが、常に2割引きで公共交通機関を利用できます。
市内バスに乗るときも小銭を気にせず乗ることができて、すごく便利です。バスに乗るときは、悠遊カード(EASYCARD)を専用機にかざします。高速バス(空港バス)の乗車には一部使えませんので、窓口でチケットを事前購入する必要があります。
鉄道に乗る場合も、悠遊カード(EASYCARD)を使えますが、特急券は別途買う必要があります。高鐵(台湾新幹線)は、悠遊カード(EASYCARD)が使用できず、悠遊聯名カード(悠遊カードとクレジットカードのセット)しか使えません。
チャージは、券売機でも可能ですし、地下鉄(MRT)の有人窓口、セブンイレブンなどのコンビニでも可能です。チャージ金額は、小銭ではなく紙幣100元からの券売機が多いです。
日本に帰国する時に、地下鉄(MRT)の有人窓口でカードを返却すれば、手数料20元を差し引いた金額80元と残額を返金してくれますので、チャージし過ぎても安心です。たまに、カード残額が-5元といったようにマイナスになっていることがありますので、返金金額が80元以下の場合もあります。
また台湾に行くのであれば、悠遊カード(EASYCARD)は返金手続きせずに次回使ってもよいでしょう(20年使えます)。
※深夜便で帰国する場合は、地下鉄(MRT)の有人窓口が開いている時間帯(24時前)に返金手続きを終えておきましょう。
まとめ
台湾は、4時間程度で行くことができるので、週末を利用して気軽に行くことができる旅行先です。
東京発着であれば、台北から遠い桃園国際空港ではなく松山空港を利用して、すぐに移動することも可能です。
航空券も1ヶ月程度前に予約すれば、2万円代から予約することもでき、東京-大阪間の往復新幹線代と同じかそれ以下になることもあります。
ただし、格安航空券になるほど深夜早朝着となりますので、到着後の移動先についても事前にチェックするようにしてください。
台湾ドルの両替は、台湾に到着したら空港で両替しましょう。日本で両替すると、3万円程度の両替でも1000円以上損をします。
タクシー以外の乗り物を利用するなら、悠遊カード(EASYCARD)をまず地下鉄(MRT)で購入してチャージしておきましょう。
是非、台湾旅行をお得に楽しんでください。