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自分でできる気管支喘息(ぜんそく)の予防と改善法

 2016/11/30 健康・病気
この記事は約 5 分で読めます。 8,471 Views

ぜんそくは一年中起こる症状ですが、冬になると悪化する人が多くなります。
11月くらいになってくると、朝からぜんそく発作がでて苦労されている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、東洋医学の観点から気管支喘息に有効な自分でできる予防と改善法をご紹介します。

のど風邪の予防にも有効な方法です。ほとんどが無料でできますから、是非お試しください。

喘息の原因とは?

喘息の原因として、西洋医学では子供と大人で原因が異なると言われています。
子供の場合は、主にアレルギーによる原因が多いと言われており

  • ダニ
  • ハウスダスト
  • ペット
  • 花粉
  • 食べ物

といったものが考えれます。ある程度原因がはっきりしているのが特徴です。

また、子供の頃からぜんそく症状がある場合、小学校高学年くらいから一旦症状が無くなったり軽減する人もいますが、20代から30代に再発する人もいます。

大人になってからぜんそくに初めてなる人の場合、原因がはっきりとわからないものが多いといわれています。この点は、子供のぜんそくと大きく異なる点です。

大人のぜんそくの原因として考えられているのは

  • スポーツ
  • 喫煙
  • 疲労やストレス
  • 風邪
  • 大気汚染
  • 天候や気温の変化
  • 香水といった匂い
といった、アレルギーではないものがほとんどです。

パルスオキシメーターで血中の酸素濃度を測定すると、91-94%、あるいは90%以下の数値になっていることがほとんどです。

東洋医学からみた喘息の原因

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東洋医学の観点からみると、ぜんそくは肺に関わる部分の冷えが大きな原因です。

肺に関わる部分とは、
鼻やのど、気管支、肺
といった呼吸をするために必要な部位をさしています。

日本の冬は、気温が下がり乾燥しやすくなります。
特に夜寝ている時に気温は下がります。

寝ている時に鼻や口から冷たい空気が入ってきてのどを冷やし、乾燥させます。特にのど周辺は布団をいくら深めにかけていても、冷たい空気が布団の中に入り込んできます。

こういった、のどの冷えが肺全体まで伝わることで、肺に関わる部分が冷えてきます。

その結果、ぜんそく症状が出やすい状況になると考えられます。

ですから、ぜんそく症状を予防、改善するには、肺に関わる部位を温めるという方法が有効だと考えられます。

肺を温める具体的な方法

肺を温める方法としてお勧めするのは、下記の方法です。

  • 指をもむ
  • 鼻をさする
  • のどをさする
  • 肺をさする

それでは、それぞれの方法について詳しく説明していきます。

指をもむ

手の指を1本ずつもんでいきます。
爪の生え際から指の生え際まで、指の側面をもんでいきます。軽く水道の蛇口をひねるようにしながら、全体をまんべんなくもんでいきます。

コツは、ゆっくりと優しくもむことです。
指をもんでいる間に指は温かくなってきます。

鼻をさする

左右の親指の外側の側面部分を鼻に当てて、上下にこすります。なるべく上下に大きくゆっくりとこすります。

のどをさする

顔を上に向けて、手のひらをのどの上部に当てます。手のひらでのどを上から下へとなでおろします。左右の手を交互に使って、のどをさすります。

肺をさする

手のひらで肺のある胸をさすります。
指先をなるべく肩に近い所にあて、そこからみぞおちに向かって斜め下に手のひらを使ってこすっていきます。少し強めに手のひらを胸にあててこすります。
左右の手を交互に動かして、胸をこすります。

このように、肺に関わる部分を温めることで血流の流れも良くなり、血中の酸素濃度も改善しやすくなります。

 

動画でのやり方はこちら (2019年度最新版)

日常生活でのぜんそく予防と改善

ぜんそくを予防・改善するために日常生活で気を付けて欲しいことは

  • のどを冷やさない
  • のどを乾燥させない
ことです。

特に寝る時は、のどを温かく保つためにタオルなどを巻いておくことをお勧めします。
外出時や寝る時に使える製品として、ネックウォーマーがあります。

ネックウォーマーは、のどに巻く小さいスカーフのようなものです。見た目は小さい製品ですが、首に巻いているだけでシャツを一枚着ているくらいの保温効果があります。

登山用具の専門店に行くと、たくさんのネックウォーマーがありますので探してみてください。
旅行で飛行機やバスに乗るときなどにもお勧めです。

なるべく綿や羊毛など、天然素材の多い物を使ったほうが体はストレスを感じにくいようです。
モンベルのメリノウールは、軽くて暖かいので特にお勧めです。

 

まとめ

ぜんそくは、東洋医学の観点から言えば、肺に関わる部分が冷えることで起こる症状です。ですから、肺に関わる部分を温かくすることが重要です。

是非、今回ご紹介した肺を温める方法を実践してください。また、冬場にのどが冷えやすいため、ネックウォーマーのような製品を首に巻いて寝るようにしてください。

朝起きたときに、首回りの温かさの違いがわかると思います。

今回ご紹介した肺を温める方法と合わせて、ミトコンドリアを活性化する方法もお勧めです。

下記は不妊症に関わる記事ですが、ミトコンドリアを活性化する重要性はぜんそくも同じです。是非ご覧ください。

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

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有限会社木村爽健代表。鍼灸あん摩マッサージ指圧師。
小学生の頃からひどいアレルギー性鼻炎に悩まされ、耳鼻科に通うが全く改善しない。中学2年の時に東洋医学の健康法を実践して、自力でアレルギー性鼻炎を克服。以後、東洋医学や気功といった治療法を継続して学ぶ。
京都大学大学院農学研究科修了。
株式会社アクセンチュアITコンサルタントを経て、現職代表。

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