有効期限が切れているか有効ではありませんという警告メッセージ対処法
自分で使用しているドメインにアクセスしようとしたら、ある日突然
「不正なセキュリティ証明書を使用しています。」
「有効期限が切れています。」
といった警告を受けたことはないでしょうか?
また、アウトルックなどのメールクライアントでメールを確認しようとしたら、証明書の有効期限が切れています。といった警告がでたことはありませんか?
この場合、いくつかの理由が考えられますので、それぞれの対処法について説明していきます。
どちらの問題かを切り分けて考える
証明書の有効期限切れというエラーが発生する場合、サーバー側で起きているのか、それともクライアント側で起きているかを切り分ける必要があります。
サーバー側の問題
あなたが使用しているサーバー(自前あるいはレンタルサーバー)で利用しているSSL証明書の期限が切れている場合があります。
この場合は、SSLの証明書を購入して更新作業を行えば、エラーはすぐに出なくなります。
単純にうっかりミスということで、問題は解決します。
ただし、こういったケースもあるので注意が必要です。
それは、
個別のドメイン名ではなく、共用サーバー名で接続したらSSL証明書が使えるよという場合です。
筆者は経験があるのですが、共用のレンタルサーバーを使用していたところ、ある日突然自分のドメイン名の管理パネルやメールの接続をしようとすると、
「証明書の期限が切れています。」
とブラウザで接続を拒否され、メールクライアントでも警告が出まくるという状態になりました。
この警告が出たのは、レンタルサーバー会社が仕様変更を行い、個別ドメインのSSL証明書の期限が切れたことが原因でした。
ただ、共用サーバー名であればSSL証明書を使用できるので、ブラウザでアクセスする時は自社ドメイン名ではなく、共用サーバー名で接続すれば警告が出ることなく管理パネルにアクセスできました。
また、メールクライアント側の送受信設定を自社ドメイン名から共用サーバー名に変更することで、警告が出ることは無くなりました。
具体的にいうと
imap あるいは pop: mail.xxx.com(自社ドメイン名)
smtp: mail.xxx.com(自社ドメイン名)
から
imap あるいは pop: server50.xxhosting.net(共用サーバー名)
smtp: server50.xxhosting.net(共用サーバー名)
に変更すると、共用サーバーのSSLが使用可能になります。
共用サーバー名は、レンタルサーバー会社の使用で異なりますから、ご自分で確認してください。
ちなみに、iphoneなどでメールを見る場合も、同様に共用サーバー名に変更する必要があります。
クライアント側の問題
サーバー側でSSL証明書の期限切れがない場合、クライアント側に問題があります。
クライアント側のパソコン本体の日付設定が間違っていないかをチェックして、間違っている場合は正しい時間に設定を直してください。
また、使用しているインターネットブラウザ(internet explolerやfirefoxなど)のバージョンを最新版にアップデートしてください。古いインターネットブラウザの場合、証明書の期限が切れていることがあります。
まとめ
証明書の期限が切れているというエラーの場合、単純にサーバ側の問題か、使用しているパソコンの日時設定やブラウザのバージョンが古いという問題がほとんどです。
ただ、共用サーバーを使用している場合、自社ドメインのSSL証明書は有料オプションの場合が多いため、設定を共用サーバー名に書き変えることでエラーが解消される場合もあります。
現在のレンタルサーバーのサービス内容などの確認も念のためしてください。