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85%が原因不明!?知っておきたい腰痛の種類とチェック方法

 2017/05/16 健康・病気 心理
この記事は約 7 分で読めます。 230 Views

あなたは座って仕事や作業をすることが多いですか?
座る時間が長くなると、腰の疲れから腰痛になることが多いのではないでしょうか?

では、具体的に何が原因で腰痛になっているか、あなたは自覚していますか?

腰痛と一口にいっても様々な種類があり、それに合わせた対策を行わないと腰痛は改善しにくいようです。

この記事では、腰痛の種類と症状についてご紹介していきます。
まず、あなた自身の腰痛の原因を突き止めていきましょう。

腰痛は国民病

厚生労働省 平成25年度国民生活基礎調査によると、病気やケガといった自覚症状がある人は、男性27%、女性34%います。

腰痛は、自覚症状の中で男性では1位、女性では2位(1位は肩こり)です。

男性の場合は、30代から腰痛で悩む人は増えはじめ、50代になると10%以上、80代では20%を超えるようになります。

女性の場合は、30代で約10%が腰痛で悩むようになり、50代で13%以上、70代で20%を超えます。

男女別でみると、女性のほうが若い頃から腰痛で悩む割合が多いようです。いずれにしても、男女ともに自覚症状の1位、2位となる腰痛は国民病といってもおかしくないくらい、悩んでいる人が多い症状です。

腰痛の種類

腰痛と一言でいっても、原因は様々です。原因が異なれば、解決するための手段も異なります。まずは、ご自分の腰痛がどの種類に分類されるか確認してみましょう。

特異的腰痛

腰痛になる原因が特定できる症状で、腰痛で来院する患者の約15%が当てはまるそうです。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症といった症状があります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫したり、炎症を起こすことで痛みがでる症状です。椎間板はレントゲンで撮影できないので、MRI検査で診断することになります。

ただし、椎間板が飛び出ていても痛みが出ない方もいますし、椎間板が飛び出ていると確認できなくても椎間板ヘルニアのような痛みが出る方もいて、わからないことが多いのが実情です。

元々、人体には椎間板ヘルニアを自然治癒する仕組みがありますが、個人差が大きいようで、コルセットや鎮痛剤を使うことで改善する場合もありますが、症状がひどい場合は手術が必要になることもあります。

腰部脊柱管狭窄症

背骨の中には水道管のような管状の空間があり、脊柱管と呼ばれています。この脊柱管の中を、中枢神経と血管が通っています。この脊柱管が何らかの原因(背骨が変形しているなど)で狭くなると、神経が圧迫されて痛みなど様々な症状が出るようになります。

腰の部分で起こる脊柱管の圧迫を腰部脊柱管狭窄症と呼んでいます。

腰部脊柱管狭窄症の原因として、腰椎椎間板ヘルニアの他に、椎間板が老化してクッション性が低下した腰部椎間板症、椎間板が変形してしまい骨同士がこすれたりする変形性脊椎症(腰部脊椎症)、背骨の一部がお腹側にすべってしまう腰椎すべり症などがあります。

判定方法

神経が圧迫されるため、腰痛だけでなく脚のしびれがでます。それ以外に特徴的なのは、
間欠性跛行(かんけつせいはこう)
といわれる症状で、

  • しばらく歩くと脚に痛みやしびれ、こわばりが出て歩けなくなる
  • しゃがんだり座ったりすると楽になって再び歩けるようになる

といったものです。

立った状態では神経が圧迫されてしまいますが、しゃがんだり座るといった前かがみの姿勢になると神経の圧迫が楽になるため、症状が楽になるのだと考えられています。後屈すると症状がひどくなる傾向があります。

それ以外にも、足に力が入りにくくスリッパが脱げやすい、足もあがりずらくつまずく、腰の違和感や張りがずっとあるといった症状があります。悪化すると、排尿、排便障害が出る場合もあります。

非特異的腰痛

病院などで診察を受ける患者の約85%が、原因がはっきりしない非特異的腰痛に分類されるといわれています。

病院では、腰痛症、変形性腰椎症と診断されることが多いようです。

原因がわからないという意味には、
「正確に痛みの場所が特定できない」「見た目で全く問題がなくわからない」といったことが含まれています。

以外に思われるかもしれませんが、
ぎっくり腰
も、レントゲンやMRIで異常を確認することができないため、非特異的腰痛に分類されます。

非特異的腰痛の原因は、大きく7つに分類することができます。

  • 悪い姿勢
  • 運動不足、運動しすぎ
  • 肥満
  • 心因性(ストレス)
  • 疲労
  • 生活習慣
  • 加齢

悪い姿勢

体に無理な姿勢を続けることで発生します。
例えば、
パソコンや携帯を前かがみで長時間見る。
中腰でする作業(農作業など)が多い
立ち仕事が多い
重いものを持つことが多い
といった腰の筋肉への疲労が多くなると腰痛がでてきます。

運動不足、運動しすぎ

運動が不足すると、筋肉が少なくなったり、固くなります。また、血流の流れも悪くなります。特に歩くといった動作が少なくなると腰回りの筋肉や腹筋が衰え、腰の姿勢をバランスよく保てなくなり、腰痛につながることがあります。

逆に運動をやりすぎることで筋肉に疲労が蓄積することで筋肉が固くなり、腰痛を引き起こします。運動後に軽いストレッチをして、疲労物質などの排出を促してあげる必要があります。

肥満

肥満が進むとお腹周りなどに脂肪がたくさんつくことで、体のバランスが崩れやすくなります。また、体重の増えた上半身を支えるために腰に負荷がかかりやすくなり、腰痛につながります。

心因性(ストレス)

ストレスから腰痛につながることが研究で明らかになってきました。
過度のストレスがかかり続けることで、自律神経といった自動調整機能のバランスが崩れます。筋肉が緊張した利、血液の流れが悪化することで腰痛が発生します。うつ症状のある半数程度の人が腰痛を持っているといわれています。

疲労

重い荷物を運んだり、悪い姿勢を続けた結果起こります。また腰以外の疲労が原因となって腰痛になる場合もあります。日頃から疲労を回復させるために体を温める習慣(お風呂にはいるなど)を心がけてください。

生活習慣

知らずに行っている生活習慣の中にも腰痛の原因が潜んでいます。
特に冷え性や血行を悪くする習慣が多い方は注意が必要です。

血行を悪くする習慣の一例

  • 冷たいものを好んで飲む
  • 冷房の設定温度が低い
  • 冷房の風に直接当たることが多い
  • 常に薄着
  • 部屋の隙間風が多い
  • 柔らかい椅子やソファ、ベッドを使用している
  • 体の片側ばかりを使う(かばんはいつも右側でもつ、赤ちゃんを同じ側で抱っこするなど)
  • 下半身が冷えることが多い
  • ふくらはぎが冷たい、固い、押すと痛い
  • 体を冷やす布団などをよく使う

加齢

年をとることで背骨のクッション性が低下してしまい、背骨が変形してしまうことがあります。また、筋力の低下も起こりやすくなります。その他、骨の密度が低下して骨粗しょう症となり、背骨が圧迫骨折するといったことで腰痛の原因につながります。

判定方法

ご自分の生活を振り返ってみて、今回ご紹介した

  • 悪い姿勢
  • 運動不足、運動しすぎ
  • 肥満
  • 心因性(ストレス)
  • 疲労
  • 生活習慣
  • 加齢

のどれに該当するかをチェックしてください。

まとめ

腰痛は多くの人が悩んでいる症状ですが、85%がMRIやレントゲンで判断がつきにくい非特異的腰痛です。

残りの15%は、MRIやレントゲンで判断がつく特異的腰痛です。

まずは医療機関で、どちらの腰痛に分類されるか診断してもらいましょう。また、ご自分の生活習慣を振り返って、改善できることは取り組んでみましょう。

腰痛になる原因を減らすことも可能です。
下記のページでは、腰痛の原因を軽減するためのちょっとした習慣をご紹介しています。

具体的ですぐできる方法ですので、是非ご覧ください。

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ライター紹介 ライター一覧

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有限会社木村爽健代表。
小学生の頃からひどいアレルギー性鼻炎に悩まされ、耳鼻科に通うが全く改善しない。中学2年の時に東洋医学の健康法を実践して、自力でアレルギー性鼻炎を克服。以後、東洋医学や気功といった治療法を継続して学ぶ。
京都大学大学院農業研究科修了。
株式会社アクセンチュアITコンサルタントを経て、現職代表。
資格:鍼灸あん摩マッサージ指圧師

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