不妊治療に役立つ、直接ミトコンドリアを活性化する電子浴

不妊治療を行っている人の間で、ミトコンドリアを活性化する方法が話題になっています。その中でもサプリメントや岩盤浴といった方法があります。
ミトコンドリアを活性化するということは、不妊治療だけでなくガン治療でも注目されていて、細胞の働きが活発になって体質が改善する確率があがります。
詳しくは、
をご覧ください。
この記事では、ミトコンドリアを活性化する方法として電子浴についてご紹介します。
サプリメントの場合は、消化吸収という過程を経て有効成分を卵子や精子に届けることになります。ですから、目的の部分にきちんとサプリメントの成分が届くかという問題と消化吸収の効率の問題があります。
しかし、電子浴の場合は製品を体に直接当てるため、卵子や精子に関わる下腹部などに当てて直接電子を送ることができます。
ここでは、どのように電子がミトコンドリアを活性化するかということと、電子浴の方法についてご紹介します。
Contents
ミトコンドリアを活性化する電子
「ミトコンドリア 不妊治療」で検索をすると、たくさんのサプリメントが出てきます。そして、サプリメントの有効成分によって、ミトコンドリアの働きを活性化するという説明が書かれています。
このように
「有効だといわれる成分を含んだサプリメントを飲む」
のが一般的なミトコンドリア活性方法です。
ですから、ミトコンドリアを電子が活性化すると言われても、あまりピンと来ない方も多いと思います。
実は、ミトコンドリアという細胞の中にある小器官の中で行われている、細胞のエネルギー源ATPを作りだす反応には、電子が不可欠なのです。
ミトコンドリアに電子が必要な理由

24529678 – illustration of electron transport chain with oxidative phosphorylation
ミトコンドリアの中で、最もATPを作り出しているのは、電子伝達系と言われる働きです。ここでは、電子を受け渡ししながら、ミトコンドリアの内膜から外膜に水素イオンを出す働きを行いながら、大量のATPを生産します。
もし、ミトコンドリア内で電子が不足してくると、電子伝達系はうまく働かなくなりATPの生産は減少します。さらに、ミトコンドリア内部にはATPを生産した後に発生する水素イオンが大量に残ってしまいます。
大量の水素イオンがミトコンドリア内に残ってしまうと満員電車のような状態になってしまいます。そうなると、ATP生産に必要な酸素を取り入れることもできなくなり、ミトコンドリアのATP生産能力は低く維持されるか、ほとんど機能しない状態になってしまいます。
その結果、ATPという燃料が低下した細胞は本来行えるはずの活動ができなくなってしまいます。
卵子の場合は老化が促進されることであったり、精子であれば遺伝子異常で精子の数が減少したり、精子の活動が弱くなって自然授精しにくくなるといったことにつながります。
このように、細胞のエネルギーであるATPを生産するには電子が不可欠なのです。
電子を体に直接届ける電子浴
電子がミトコンドリアにとって必要不可欠なことがわかると、ミトコンドリアに電子をどうやって届けるかという問題が出てきます。
そこで、お勧めしたいのが
電子浴
です。
電子浴とは、岩盤浴のような電子を出す働きのある製品に触れることで直接電子を体内に取り入れる方法です。
温泉でいうと、ラドン、ラジウム温泉の玉川温泉や新玉川温泉、三朝温泉などが有名です。
これらの温泉は、電子数の測定器で調べると、
500個/20秒/15cm2
程度の電子数があります。
玉川温泉や新玉川温泉、三朝温泉は、ガンの湯治としても有名です。その理由は大量の電子浴によってミトコンドリアを活性化(賦活化)することで、ガンの改善効果を狙っているのだと考えられます。
もちろん、不妊治療の方が電子浴を行うことで、ミトコンドリアが活性化して卵子の老化を防止したり、精子の働きを活性化させる可能性は高まると考えられます。
電子浴で注意したいポイント
このように体に直接電子を取り込める電子浴は非常にお勧めなのですが、注意したいポイントがあります。
それは、放射線量です。
実は、電子浴を別名で低放射線ホルミシス効果ということもあります。
低放射線ホルミシス効果とは、
「微弱な放射線は、細胞を賦活化(活性化)する働きがある」
という考え方です。
放射線というと、何か体にとても有害なものというイメージがあるかもしれませんが、放射線という言葉の中には、
電子、中性子、陽子、中間子などの粒子放射線
アルファ線、ベータ線、ガンマ線、X線といった高エネルギーの電磁波
が含まれています。
また、ウランから出る電子は貫通する力の強い電子ですから、細胞のDNAを傷つけてしまいます。一方、ラジウムやラドンといった鉱石からでる電子はそれほど強くはありません。
ラジウムやラドンから放射される、体の中でとどまるくらいの推進力しかない電子は、体に電子を補給してくれますし、DNAをほとんど傷つけません。
それが証拠に、ラジウム、ラドン温泉にいって被ばくして病気になったという話は聞いたことがありませんし、逆にガンといった重病患者の湯治場として有名です。
推進力をほとんど持たない電子は、一般的にマイナスイオンと言われており、滝や森林に多く浮遊しています。マイナスイオンになると、体に入ってくる力はありません。マイナスイオンを呼吸で肺から吸い込むとすると、ダンプカー3台分以上のマイナスイオンを吸い込まなければ、電子の補給効果は出てきません。
マイナスイオン以外にも、自然界からも放射線は出ていますので、私たちは生きてるだけで放射線を浴び続けています(被ばくといいます)。
問題なのは、どれくらいの被ばく量が微量なのか?
ということです。
日本の年間被ばく量基準
日本の法律で定められた年間の被ばく量基準は
1mSV(ミリシーベルト)
です。
これは、自然界から受ける年間放射線量2.4mSV(ミリシーベルト)とは別です。
自然界という表現ではわかりにくいですが、普通に生きていたら必ず浴びる量(被ばく量)という意味で、日本の場合はその量に加えて1mSVの被ばく量であれば安全基準内だと規定しています。
しかし、実際は福島原発事故で大量の放射性物質が放射されたこともあり、福島県内の学校等の暫定基準は年間20mSV(平成23年4月19日から)になりました。
このように年間1mSVから年間20mSVの20倍になっても大きな変化がないことから、この範囲内であれば微量ととらえても良いのかも知れません。
そうすると、週1回程度利用する電子数500程度の岩盤浴の場合、
放射線量は約0.247μSV(マイクロシーベルト)です。
※μSVはmsvの1000分の1
年間の被ばく量を計算すると
0.247μSV×24(時間)× 365(日)÷ 1000 = 2.16mSV
<年間1mSVの範囲内で岩盤浴を利用した場合>
一年間で使用できる岩盤浴の日数は
年間使用日数 365(日)÷ 2.16 = 168.9日
毎日使用できる岩盤浴の時間は
一日使用時間 24(時間)÷ 2.48 = 9.67(時間)
となります。
もし、週1回だけしか利用しないのであれば、
放射線量は年間1mSVに収まりますので、気にする必要はないことになります。
ただし、被ばく量は自己責任でご判断願います。
電子は貯金できない?
電子数の多い岩盤浴にいったあなたは
「たくさん体に電子を取り込むことができた。これだけたくさん取り込んだから、しばらくは大丈夫だろう。」
そう思うかも知れません。
ところが残念なことに、体に取り込まれた電子はその時に余った分を体に貯蔵しておくことができません。
ですから、数日も経たないうちに使われなかった電子は外に出ていってしまいます。
もちろん、一時的に大量の電子が入ってくることで、体内のミトコンドリアの働きが活発になり、それがきっかけでミトコンドリアの働きそのものが改善されることはあります。
例えば、ガンのように細胞が完全におかしくなっているのであれば、ショック療法的に大量の電子を補うことで、ミトコンドリアを賦活化させることも必要かも知れません。それだけ大量の電子を補ってもガン細胞が改善するかはわからないので、一種の賭けとなります。
しかし、不妊治療の場合、ガンのように細胞が変異しているわけではありません。細胞の働きが弱っている状態ですから、それほど強い電子数を必要としていません。むしろ、弱っている細胞に対して24時間継続的に電子を補給するほうが有効だと考えられます。
また、電子数が強いと放射線量も高くなりますので、これから赤ちゃんを作ろうとする場合はなるべく放射線量も低くリスクを抑えたほうが良いのも事実です。
でも、放射線量が少ないのに、電子数が高いというわがままな方法が存在するのか疑問に思う人も多いと思います。
被ばく量が極端に少なくて電子数もある製品
電子浴ができる製品の多くは、放射性物質であるラジウムやラドンといった鉱石を利用したものがほとんどです。
放射性物質ですから、当然被ばく量を気にしないといけません。
ところが、世の中にはごく少数ですが、放射性物質ではなく電子浴ができる物質が存在します。
それが、二価鉄という物質です。
この二価鉄という物質は、別名さびない鉄と言われています。
二価鉄は、鉄分子の外側をまわる電子がちょっとした刺激で外に飛んでいきます。
そして、空気中にある電子を補給します。
二価鉄を含む製品を体に当てた場合、この鉄分子の外側にある電子が体の中に飛んできます。
ですから、放射性物質と違って電子は出ますが、放射線がほぼでませんので、放射線量を気にする必要はありません。
ただし、放射性物質と比べると電子数は弱くなります。
二価鉄を使用した製品には、ライザブという製品があります。
電子数は30程度です。圧力をかけると電子数は90程度になります。
この電子数を多いと思うか、少ないと思うかは人によって異なると思います。
ただし、他の会社が販売している製品の電子数を測定してみると、電子数5や10程度の製品が多くあります。
そういった製品の場合、電子数といった明確な数値を示さずにイメージだけで販売しているものです。
製品を選ぶ際は、数値など裏付けのあるものを選ぶことをお勧めします。
実際に試してみたら精子が元気になった?
電子がいくら体に良いといっても、本当にどれくらい変化が出るものなのか気になりますよね?
そこで、私が体を張って簡単な実験をしてみました。
精子の撮影キットと手順
今回は、スマートフォン用精子観察キット「TENGA MEN’S LOUPE」を使用しました。
中身はこのようになっています。
下記のカップに精子を入れて、5分経過したらスポイトで吸い取ります。
スポイトに精子を吸い込んだら、下記のルーペに精子を1滴たらし、スマートフォンのカメラレンズに載せます。画面上黒いキットの中央に拡大レンズがついているので、この部分をスマートフォンのカメラレンズに合わせます。撮影はビデオモードで行います。
精子の質と量をライザブを使って比較しました
今回は、電子を出すライザブを使用した場合と使用しないときの精子の数とどれくらい元気に動いているかをチェックしてみました。
比較した動画は下記をご覧ください。
まとめ
ミトコンドリアが電子によって活性化できると、精子や卵子が元気になるという内容はご理解頂けたと思います。
問題は、電子を体に補給するための手段です。
ライザブのような24時間電子浴ができる製品であれば、下腹部など目的の場所に電子を送り込むことが可能です。
しかも、電源が必要なく重さもない製品ですので、手軽に一日中つけておくことが可能です。
もちろん、サプリメントと併用することで相乗効果も期待できます。
また、一般的な不妊治療が数十万円から数百万円するのに対して、電子浴ができる製品は数万円から試すことができます。体に接触させるだけという手軽さもあります。
下記のサイトでも体験会を定期的に行っております。
よろしければ、ご覧ください。